健康サプリ 噂の真相

健康ブームの避難小屋 小屋番日誌

乳酸菌などの善玉菌は、果たして、生きて腸まで届くか ? 噂の真相 <22>

http://janmf.com/page/147/

 そもそも ... 乳酸菌 などの 善玉菌て、何してるの (?_?)?

<噂の真相21> でお伝えした様に ... 腸内で善玉菌を増やし
宿主 (ヒト) の健康に良い影響を与える微生物を「プロバイオティクス」
(善玉菌) と呼び ... 「応用できる範囲として以下が挙げられています」
つまり効果があると ... されています。《善玉菌BLOG》 

1. 消化器に関連した疾患
    ≫ 細菌、ウイルスによる下痢 例 : サルモレラ菌, ロタウイルス
    ≫ ヘリコバクター・ピロリ菌感染 とその 合併症 例 : 慢性胃炎, 胃・十二指腸潰瘍, 胃ガン
    ≫ 炎症性疾患 例 : クローン病, 潰瘍性大腸炎    ≫ 過敏性大腸
2. ガン 例 : 胃ガン、大腸ガン、膀胱ガン
3. 便秘
4. 粘膜免疫強化 例 : マクロファージ活性化、NK細胞増強、slgA分泌亢進
5. アレルギー 例 : 食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息心等
6. 血管疾患 例 :コレステロールの低下
7. 泌尿器疾患 例 : カンジタ膣炎、尿路感染症

プロバイオティクス (善玉菌) が効果を発揮するのは、あくまで善玉菌
が生きて腸内に届いた場合です |д゚)

 生きて腸に辿り着く善玉菌って ... どの位、あるだろう?

乳酸菌のトクホの歴史はこの菌から始まった(1985) ... 
と云われるLGG乳酸菌、知名度抜群ビフィズス菌 等々 ...
 49種類 / 173製品も販売されています |д゚)《善玉菌BLOG》
これだけ多くの、生きて届くプロバイオティクス製品
(サプリ / ヨーグルト) が世に出ているにも関わらず ... 一方で ...
「栄養カウンセリングにいらっしゃるクライアントの内にも
便秘・腹部膨満・ガス (おなら)・貧血などで悩む方 (多くは女性)
この5年間で著しく増えました。そしてほとんどの方が
乳酸菌のサプリ あるいは ヨーグルを摂っているにも
関わらず、改善を実感できない事実に直面して驚いています」
栄養医学研究所 / 佐藤先生ブログ抜粋《第1410号》

 

生きて届く プロバイオティックス が 腸内 で 出くわす
厳しい現実 ... 善玉菌 / 腸内環境 (フローラル) の真相

「そもそも40%は、救済されない宿命説」<噂の真相21>
が真実味を帯びるお話しにも聞こえますが ...
何でこんなことが起きるんでしょー (?_?) ? ... 栄養医学 ...
つまり ... 消化~分解~吸収~代謝 ... ヒトの身体に備わる
栄養を全細胞に行き渡らせる壮大な「しくみ」(Think, How to Eat)
の視点で改めて見ると、その理由は明らかです ( ̄ー ̄)
現代人はストレス + 偏食により、我々の腸内は悪玉菌優位です。
つまり腸内では、既にしっかり繁殖している悪玉菌 (グラム菌)
生き延びて、やっと腸に届いたプロバイオィクスに対し抗生作用
... つまり ... プロバイオィクスを駆除してしまいます |д゚)|д゚)|д゚)
完璧な成分 ... この場合、生きて腸まで届くプロバイオィクス
を作り、それをどれ程多く身体に投入しても ...
栄養が吸収される現場の「しくみ」... この場合は
腸で起きる吸収の「しくみ」を知らずに
サプリとして企画 / 設計しても何の効果も生じない
... その典型的な例なのです |д゚)|д゚)|д゚)д゚)д゚)

http://janmf.com/page/147/

 

善玉菌 と 悪玉菌を巡る 噂の真相 <21>

http://janmf.com/page/147/

乳酸菌、善玉菌、腸内フローラ (環境) 吸収 の モンダイ

都内某所に栄養医学と似た療法を看板にするクリニックがあり ...
そのクリニックは7万円 (一人 / 月間平均) に上るサプリを処方する
と云う「噂」です |д゚)|д゚)|д゚) 驚くのは ...
Dr. が診断して処方するその意味では「薬」と同じ意味を持つ
「サプリ」を飲んでも症状の改善 / 治癒に至るのは60% 程度 ...
40% 程度 は治らないんだそーです |д゚) д゚) д゚)
つまり ... 世の中には 40% 程度 栄養を吸収する能力に欠ける
ヒトがいて、それは仕方ないコトである、と。

2013年頃から、 腸内環境 (フローラ) を正常にする「乳酸菌」
「善玉菌」ブームとも呼ぶべき現象が顕れました ... 曰く ...
◆ チョココレートでコーティングしたから生きたまま腸まで届く ...
◆ いやいや ... 腸まで生きて届くかどうか...は重要ではない ...
  乳酸菌が増殖する時に作る多糖体 (EPS) というネバネバ (物質) 
  がNK細胞 (ナチュラルキラー細胞) を活性化し免疫力が向上する
  結果、インフルエンザ感染率を低下させるのだ ...

カタカナ、アルファベット、数字が躍る最新の乳酸菌のニュース
を見ると、不肖小屋番の脳裏に ... またもやサプリ / 健康食品難民
を生む ... 深い闇を抱く大きな山並みを見る ... 思いが広がります |д゚)
「そもそも40%は、救済されない宿命説」が、もし真実なら ...
40%のヒトには栄養 ... この場合 ... 乳酸菌 と EPS は効果ない
コトになります ... 乳酸菌が生きて届くか ? ... 以前のモンダイ |д゚)
むしろ ... カルバンの予定説ではないが ... そもそも 先ず以て
私は60%の救済される側に生れ落ちたか? ... を知らねば ! |д゚)
もし私が40%の救済されない側なら ...  行くべきは Dr. でなく 
噂の真相20>で出現した「難民の星」のセミナーしかない (T_T)/~~~

 

新発見 の 乳酸菌、善玉菌、腸内フローラ
... 新たなブームの真相 |д゚)

モンダイは ... 栄養が効かないヒトがなぜ ... 40%もいるか?
です ... カルバンよろしく ... それは神が定めたコト
なんで仕方ないコト .... なんでしょうか ???
栄養医学では、正にその40%のヒトが抱えるモンダイこそ
万能に思われている近代 / 西洋医学が、実質放置してきた
慢性的症状 / 疾患の「原因の巣」ではないか? と捉えています。
乳酸菌、善玉菌、腸内フローラ ... と云う ...
この新たに出現した ... 深い闇を抱く大きな山並みを
栄養医学の視点で改めて見てみたい ... と思います。

乳酸菌 / ビフィズス菌のように、腸内で善玉菌を増やし
健康に良い影響を与える微生物を「プロバイオティクス」
と言います。プロバイオティクスがその機能を発揮するには
生きて腸に達する前提ですが前出の様にその確率は低いのです。
そして腸まで届いても、既に腸内で繁殖した悪玉菌が「抗生」作用し
≒ 駆除してしまいます(現代人はストレス+偏食により悪玉菌優位)
つまり○○乳酸菌を摂る=What to Eatを追及 / 摂食しても
その後の How to Eat を見据えない限り、何もしないのと同じ
... むしろ、腸内の微小細胞に炎症を与える結果になり、
却って慢性疾患の遠因 (LGS) になるかもしれません。
「腸に到達するプロセス」を切り口に=Think, How to Eat 
視点で考えると、生き延びたプロバイオティクス(乳酸菌)
が腸内で作る状態=「ポストバイオティクス」
を腸内で再現する方が現実的であると判ります。

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http://janmf.com/page/147/