健康サプリ 噂の真相

健康ブームの避難小屋 小屋番日誌

理想のフローラ?<噂の真相26>

http://janmf.com/page/147/

 腸内細菌フローラ 栄養医学

只今、絶賛ブーム中 ! の腸内細菌...M社さん機能性ヨーグルトが実証;
◆ 胃の中にいて、胃潰瘍/胃がんの原因となるピロリ菌を退治する:LB21乳酸菌
◆ インフルエンザ・ウイルスを退治する:R-1乳酸菌
等々...主に乳酸菌の効果がPRされ始まりました。100兆個超えの菌が、花畑の様にカラフルに存在する様を撮った顕微鏡写真から「腸内細菌フローラ (花畑) 」なるコトバまで生まれました。

f:id:macscolabo5:20170307145854j:plain<出典:日本栄養医学食養協会>

上記図は:口食道...消化 / 吸収を司る器官を「土管」と見立てたモノです !(^^)!
食物は:噛み砕き胃で消化腸に送られます。逆に言えば、このステップを踏まないと身体を貫く「土管」から身体の内側に、栄養として 吸収されないこれを消化 / 吸収と呼んでますね !(^^)! 吸収する際のメインの器官それこそが、腸です !(^^)! 

食物が胃腸に送られた時点で腸壁である微細な細胞と細胞の間にあるナノレベルの「スキマ」から栄養として摂り込みます。腸では、ナノ単位に消化され初めて栄養として吸収されるのです。ナノより大きいと、異物となり腸内に入れず、肛門から排出されてしまいます。

f:id:macscolabo5:20170307163133j:plain<出典:栄養医学研究所>

上記図は腸壁部分の拡大 / 断面図です。腸粘膜 (絨毛) の表面に腸内細菌がいます。
★ ヒトそれぞれのフローラに最適化=生き残った...先住者である悪玉菌が特定の善玉菌(乳酸菌) だけピンポイント で攻撃→退治してしまいます。

プロバイオティックス=生きまま腸まで届く善玉菌 (乳酸菌) を外から取っても...そのヒトの腸内フローラに根づくことはないのです <真相24, 25>

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栄養医学の考える理想の腸内フローラ

腸内細菌は吸収する際、腸管まで行きついた食物を栄養に変える最後のステップ=モノである食物を栄養素に変換します(代謝)。悪玉菌、日和見菌はこの代謝の役割を担っていたりします。腸内環境 (フローラ) 、腸内細菌から派生するモンダイは、腸が黙々とこなす吸収という本来の機能...壮大な「しくみ」の一部です。腸内細菌のモンダイの革新は「悪玉菌の異常繁殖」=SIBO<Small Intestine Bacteria Over Growthつまり、ヒトそれぞれの腸内フローラが悪玉菌優位に傾くコトです。SIBOは具体的に以下の慢性的症状 / 疾患をもたらします:

≫腹部膨満 (食後2~3時間)  ≫ ガス (おなら) 多発  ≫便秘または水溶便  ≫ストレス要因
≫腹部痙攣 (けいれん)  ≫食物不耐性(抵抗力が弱くなる)グルテンカゼイン ・乳糖 ・果糖
≫慢性疾患繊維筋痛症 ・慢性疲症候群 ・糖尿病 ・自己免疫疾患 ≫栄養吸収不良  ≫脂肪吸収不良 ≫ タンパク質吸収不良  ≫糖吸収吸収不良 (腹部膨満、鼓腸、酷い下痢)
≫ ビタミン吸収不良(貧血、栄養失調、低血圧、体重減少、疲労)
つまり、慢性的疾患と呼ばれる殆どの症状の原因であると栄養医学は捉えています。

栄養医学では巷でブームの:アルファベット+数字が入り混じる...呪いめいた新しい菌を探し、補う様な「対処療法」アプローチは取りません。また、人類にとって普遍的な...理念型 (イデオロープ) としての腸内フローラを夢見ません。なぜなら...そんなモノ...
ないからです。善玉菌を増やす...あるいは 悪玉菌 vs. 善玉菌 vs. 日和見菌のバランス維持...これらは実は皆「画に描いた餅」です。栄養医学の結論...理想の腸内フローラとは:SIBOの起きない腸内細菌の分布状態です。最も重視するのは、消化 / 吸収の上流過程 =胃での消化 = 胃酸の分泌量です。胃酸分泌量が低い (低胃酸) 状態こそ、SIBOのホントの原因であると考えています (下記図を参照)
★下記に示した、SIBOの原因を解消する=食生活/行動を見直し改善する。

f:id:macscolabo5:20170307200823p:plain

<出典:日本栄養医学食養協会>

 

そして最も手っ取り早いSIBOの解消は:
★先住者、生き残り異常繁殖した悪玉菌 (主にグラム菌) に、小腸から去ってもらう。
ことなのです。

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腸内フローラ (花畑) ... 善玉菌でいっぱい?「医者いらずの腸内環境」 <噂の真相25>

http://janmf.com/page/147/

善玉菌を増やすコト = 腸内フローラの形成?

腸内フローラ (環境) 、善玉菌、悪玉菌に限らず
現代/西洋医学では何かモンダイ (症状/疾患) があると
その症状/疾患を解消する (治す)(成分) を投与します。
または ... 疾患部を切ったり/取ったりした後に
人工的 あるいは 他の器官で代替したりします。
悪玉菌優勢 ...栄養医学で言う「悪玉菌の異常繁殖」(SIBO)
と云うモンダイ (症状) に直面すると先ず、現代/西洋医学は
善玉菌を増やす/補う ...コトを考えます。
このやり方 (パラダイム) は「対処療法」と呼ばれます。
一方で栄養医学には、そもそも「対処療法」がありません。
栄養医学では、慢性的な症状/疾患のほとんどは
「食」=「食物」および「食べ方」
に根本的な原因がある、と考えているからです。
原因がハッキリしているので、原因である
「食物」および「食べ方」を変えます (直します)
腸内環境が原因である症状/疾患の場合 ...
原因 ... この場合「悪玉菌の異常繁殖」
自体を無くす、アプローチを取ります。
つまり栄養医学では、真っ先に、お腹 (腸内) から
悪玉菌を追い出します。

ヒトによって異なる ... 最適な腸内フローラ

腸内細菌には大別して、以下3種類の菌がある、と知られています。
その理想的的分布は、おおよそ下記比率が良いとされています:
◆ 善玉菌 ビフィス菌、乳酸菌等 <20%>
◆ 悪玉菌 グラム菌、カンジタ菌、クロストリジウム等 <10%>
日和見菌 <70%>
計:<100%>
一方、ここ十数年で遺伝子/代謝物質レベルで腸内環境が解って来ました。
その結果:
★ 腸内細菌の機能はこれまでの学説より、遥かに細分化されている
★ ヒトによってその理想的分布 (フローラ) は超カスタマイズされている
コトが解りました...つまり上記分布は絶対的基準ではないのです。
また、これまでの悪玉 vs.善玉...では分類しきれないってコトも解りました。
腸内細菌は100兆個を超え...人類の民族より遥かに多様で複雑...
ヒトそれぞれに存在する生態系だったのです|д゚)|д゚)|д゚)

菌どうしの共生関係もあり、生存競争もあり...結果...
ヒトそれぞれ最適な腸内細菌フローラが、ヒトの数だけあるんです。
最適な腸内フローラは、ヒトの人生そのもの...人生と云う時間
を掛けて出来るモノ...つまり...外からプロバイオティックス
善玉菌をいくら入れても、簡単には定着しないのです|д゚)|д゚)|д゚)

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