EPAの効果が続々と明らかに ... 魚の脂 : オメガ ω 3系不飽和脂肪酸の真相
ω3系不飽和脂肪酸の発見:イヌイット健康調査が
全ての始まり... アザラシの脂の秘密 <噂の真相10>
COPY NATURE®シリーズ『EPA635+DHA』│COPY NATURE®
photo taken by Ansgar Walk (c)Ansgar Walk
イヌイットの肉(動物性タンパク質) の摂取量は世界一。
イヌイットに比べれば欧米人の平均摂取量は
およそ半分と云われます* ...加えてイヌイットは
アザラシの脂...紛れもない動物性脂肪を常飲。
主にメーカーさんの宣伝、テレビの健康番組で
我々現代の日本人のアタマに刷り込まれたのは:
諸悪の根源=
動物性タンパク質+動物性脂肪
でしたが...イヌイットは正に
動物性タンパク質+動物性脂肪だけの
食生活でした。特に衝撃を与えたのは
欧米人の平均摂取量と同等の量脂肪摂取量*
でした。魚の脂ならともかく ...
アザラシ=動物の脂 ... が健康に良いハズない...
*:Scand J Clin Lab Invest42:1982
総エネルギーにおける栄養素のシェア
★ タンパク質<動物性> イヌイット:23%(あざらし) デンマーク人:11%(牛 / 豚)
★ 脂質<動物性> イヌイット:39% デンマーク人:42%
DHA+EPAの由来...魚の脂でなかった!? |д゚)
1976/イヌイット健康追跡調査
そこで1976年にイギリス+オランダの研究者は
追跡調査をしました。
《 1) グリーンランドに住むイヌイット
2) デンマークに移住したイヌイット
の血中成分を比較したのです:
1) イヌイットには、心臓疾患が殆どありません。
2) イヌイットでは、心臓疾患がデンマーク人と
同じくらいに増加していたことがわかりました。
両者の血中EPA量を調べてみると:
1) イヌイット<0.94>
2) イヌイット<0.02>
EPAの血中濃度が低いと、心臓疾患が激増する
と、臨床的に実証された瞬間です。そしてこの原因は:
1) アザラシを主食とする伝統的食生活を守っている
2) デンマーク流...いわゆる欧米型の食事に変わった
つまり...食生活の変化であるコトも臨床的に実証されたのです》
http://chirotic.exblog.jp/16295122/
次男EPAのプロファイル
EPA=Eicosa Pentaenoic Acid。
エイコサペンタエン酸と言います。
さすが兄弟だけあり ... EPAとDHAは
働き=実力(効果) がクリソツです。
DHA、EPAは兄弟揃って血液中の
中性脂肪やコレステロール値を
低下させてくれます。噂の真相<7>で
DHAは血液脳関門と云う、狭き門を
突破できる超優等生であると紹介しました
... が、EPAは血液脳関門を突破できません。
その代わり、EPAの血液を健康にする
チカラは兄貴のDHAを上回ります。...
逆に言えば 兄貴であるDHAは血液に対する
効力はEPAほどでない ... のが噂の真相です。
そしてまた、実はDHA ... ヒトの体内に
あってはEPAから合成されるんです。
なのでEPAこそ、三兄弟の一番!
と言いたくなる訳です(^^)/
EPAの実力 効果⑴ 生活習慣病予防
① 血液中の中性脂肪の濃度を下げる
動脈硬化を起こす主な原因として
コレステロールや中性脂肪などの脂質と
それらを運搬しているタンパク質が血管内の
膜へヒタヒタと染み入る過程があります...
EPAはその中性脂肪の濃度自体を下げます(^O^)/
② プラークを平らにして破裂を防ぐ
コレステロールや中性脂肪は運搬中、
タンパク質に包まれて大きな塊として
血管内を移動します。
その大きな塊は、血中のマクロファージと云う
異物や老廃物を食べてくれる...攻殻機動隊
みないな細胞によって食べられてしまいます。
食べる量があまりに多いと、マクロファージは
中性脂肪 / コレステロールを抱えたまま血管の
内側に蓄積されてしまします。すると血管は
その部分が盛りあがり、血管が狭くなります。
これが動脈硬化 ...そしてこの盛り上がり
脂肪に占めるEPAの割合が高まって
線維性被膜が厚くなり、プラークのカーブが
平坦になると判明しました。その結果
プラークが安定し破裂し難くくなります。
③ 血圧を下げてくれます。
EPAは血中にある赤血球の膜を、血管内で
スムーズに滑らかに通れる様にします(流動性向上)。
その結果、血液のネバネバ度を低下させます。
そして上の血圧を下げることが実証されました。
④血小板がプラークに集まり固まる=血栓が形成...されるのを抑える
ズバリ!(^^)! 血栓を出来難く ... くします(*^。^*)
EPAは血小板の活動自体を抑えます。
つまり血栓が原因である心臓疾患、
糖尿病、高血圧、脂質異常症を防いでくれます。
そんな次男EPAの実力が評価され、
《1990年、純度90%の高純度EPAエチルエステルが心筋塞梗、承認され、
動脈硬化の医薬品として高脂血症などの疾患者に使われています》
【医師監修】EPA(エイコサペンタエン酸)とは? | ヘルスケア大学
医薬品として認められるEPA純度、「エパデールTは高純度EPAを配合した製剤」 | エパデールT | 大正製薬