腸内フローラ (花畑) ... 善玉菌でいっぱい?「医者いらずの腸内環境」 <噂の真相25>
善玉菌を増やすコト = 腸内フローラの形成?
腸内フローラ (環境) 、善玉菌、悪玉菌に限らず
現代/西洋医学では何かモンダイ (症状/疾患) があると
その症状/疾患を解消する (治す) 薬 (成分) を投与します。
または ... 疾患部を切ったり/取ったりした後に
人工的 あるいは 他の器官で代替したりします。
悪玉菌優勢 ...栄養医学で言う「悪玉菌の異常繁殖」(SIBO)
と云うモンダイ (症状) に直面すると先ず、現代/西洋医学は
善玉菌を増やす/補う ...コトを考えます。
このやり方 (パラダイム) は「対処療法」と呼ばれます。
一方で栄養医学には、そもそも「対処療法」がありません。
栄養医学では、慢性的な症状/疾患のほとんどは
「食」=「食物」および「食べ方」
に根本的な原因がある、と考えているからです。
原因がハッキリしているので、原因である
「食物」および「食べ方」を変えます (直します)。
腸内環境が原因である症状/疾患の場合 ...
原因 ... この場合「悪玉菌の異常繁殖」
自体を無くす、アプローチを取ります。
つまり栄養医学では、真っ先に、お腹 (腸内) から
悪玉菌を追い出します。
ヒトによって異なる ... 最適な腸内フローラ
腸内細菌には大別して、以下3種類の菌がある、と知られています。
その理想的的分布は、おおよそ下記比率が良いとされています:
◆ 善玉菌 ビフィス菌、乳酸菌等 <20%>
◆ 悪玉菌 グラム菌、カンジタ菌、クロストリジウム等 <10%>
◆ 日和見菌 <70%>
計:<100%>
一方、ここ十数年で遺伝子/代謝物質レベルで腸内環境が解って来ました。
その結果:
★ 腸内細菌の機能はこれまでの学説より、遥かに細分化されている
★ ヒトによってその理想的分布 (フローラ) は超カスタマイズされている
コトが解りました...つまり上記分布は絶対的基準ではないのです。
また、これまでの悪玉 vs.善玉...では分類しきれないってコトも解りました。
腸内細菌は100兆個を超え...人類の民族より遥かに多様で複雑...
ヒトそれぞれに存在する生態系だったのです|д゚)|д゚)|д゚)
菌どうしの共生関係もあり、生存競争もあり...結果...
ヒトそれぞれ最適な腸内細菌フローラが、ヒトの数だけあるんです。
最適な腸内フローラは、ヒトの人生そのもの...人生と云う時間
を掛けて出来るモノ...つまり...外からプロバイオティックス
善玉菌をいくら入れても、簡単には定着しないのです|д゚)|д゚)|д゚)
腸内フローラ と 善玉菌 ... 栄養医学から眺めてみれば ... <噂の真相 24>
腸内フローラル ... 栄養吸収する と同時に 異物侵入を防御する
第一の「関門」である腸に必要なのは、善玉菌?
<真相22> で見たのは : 乳酸菌等 ... バイオティックスの真相でした。
《善玉菌BLOG》に拠れば ... プロバイオティクス製品 (ヨーグルト / サプリ)
は 49種類 / 173製品も販売 ... つまり ... 世に出回っているヨーグルトは
概ね「生きて腸に届く善玉菌」製品 (食品) と云うコトになります ...
一方「クライアント (患者) の内にも便秘・腹部膨満・ガス (おなら)
・貧血などで悩む方 (多くは女性) がこの5年間で著しく増えました。
そしてほとんどの方が乳酸菌サプリ あるいは ヨーグルを摂っている」
栄養医学研究所 / 佐藤先生ブログ《第1410号》が、皮肉なことに現実なのでした。
<真相23> で見たのは乳酸菌等が ... ヒトの体内で作る物質 (多糖体EPS)
が免疫のリーサル・ウエポンズ (最終兵器) ... NK細胞の起動スイッチ
の役割を担うコトでした。そして、NK細胞をむやみに「免疫賦活」する
=「起動」スイッチを押すと ... NK細胞が正常な細胞への攻撃を開始 ...
「自己免疫疾患」 ... 「慢性的症状」を引き起こすプロセスを見ました。
これら<真相22+23>に共通するのは ...いずれも ... 善玉菌と云う
有り難い成分を投入すれば、その成分通りの「生理作用」= 効果
がヒトの体内で「再現」される ... もはや ...「成分信仰」とも言うべき
現代日本人のマインドです。 What to Eat 一辺倒 ... 至上主義は
これら「成分」=食物がヒトの体内に入った後のプロセス ...
「しくみ」には無知、体系的な洞察 (パラダイム) がありません :
◆ バイオティックスは抗生され=無かったコトになってしまう。
挙句は、この豊かな国にあって、栄養失調になってしまう。
◆ あるいは... NK細胞と云うリーサル・ウエポンズ (最終兵器)
による無差別攻撃にGoサインを無自覚に出した結果 ...
自己免疫性症候群と云うパンドラの箱を開けてしまう。
結局、健康になるためにしている行為で、不健康になる
... と云う ... 皮肉な現実の原因になっています。
膨大な健康食品 / サプリ難民を生む ... この場合は ...
恐るべし !! 腸内フローラ / 善玉菌ブーム |д゚)|д゚)|д゚)|д゚)|д゚)
腸内フローラの真相 ... 栄養医学 から 眺めれば解る !
善玉菌 を 補充 (supply:サプリメントの動詞) する前に (>_<)
<真相22> で見た通り ... 現代人は :
★ ストレス + 偏食
★ 抗生物質(胃腸器官系の細菌、寄生虫、カンジタ菌、真菌類の異常繁殖を促進)、
抗菌薬、ステロイド薬への依存が高くなり善玉菌が非常に
居辛い腸内環境になっている。
★ 食にまつわる叡智 (胃酸が十分、分泌された状態で食事する) : 食文化
が失われ低胃酸が常態化 → 胃で悪玉菌がちゃんと駆除されない。
これらの要因が重なって、我々現代 / 日本人の腸内は悪玉菌優位
... 栄養医学ではSIBO (Small Intestine Bacteria Overgrowth)
「小腸における悪玉菌の異常繁殖」と規定しています。
SIBOが引き起す慢性的症状 / 疾患は:
≫ 腹部膨満 (食後2~3時間)
≫ ガス (おなら) 多発
≫ 便秘または水溶便
≫ ストレスを生む要因
≫ 腹部痙攣 (けいれん)
≫ 食物不耐性 (抵抗力が弱くなるコト)
・グルテン ・カゼイン ・乳糖 ・果糖
≫慢性疾患
・繊維筋痛症 ・慢性疲症候群 ・糖尿病
・自己免疫疾患
≫ 栄養吸収不良
≫ 脂肪吸収不良
≫ タンパク質吸収不良
≫ 糖吸収吸収不良(腹部膨満、鼓腸、酷い下痢)
≫ ビタミン吸収不良(貧血、栄養失調、低血圧、体重減少、疲労)
SIBOが現代人の腸内環境である ... と言っても過言でない ...
これが現実です |д゚)|д゚)|д゚)д゚)д゚) 腸内フローラ (お花畑)
を夢見る前に ...我々のお腹 (小腸) をしっかり「占有」...
異常繁殖している悪玉菌 ... 招かざる先住者 ...を先ず追い出す (除菌する)
コトこそ... 今 ... 真っ先にやるべきコトなのです(>_<)